【2024年版】航空便配送(航空貨物輸送)サービス6種類を料金例を交えて紹介

2021年4月19日


航空便を活用することで速く荷物を届けられるということはイメージしやすいですが、それだけではないメリットもたくさんあります。物流業務を見直すことが課題改善のみならず、ビジネスに置ける強みを伸ばすことにも繋がるケースがあります。今回は、航空便活用のメリットを詳しく解説する他、国内配送における航空配送と陸上輸送を連携したサービスを6種類、料金例を交えて紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

航空便活用のメリット

航空便を活用するメリットは主に次の3点です。

  • 商品を運ぶスピードが圧倒的に速く、遠距離でも当日配送できるサービスも登場
  • 販路の拡大に繋げることができる
  • 在庫の削減、スリム化に繋げることができる

それぞれ詳しく解説します。

商品を運ぶスピードが圧倒的に速く、遠距離でも当日配送できるサービスも登場

例えば福岡空港から羽田空港までのフライト時間は約3時間50分なのに対して、陸送だと14時間程度かかります。札幌市内から東京都内に荷物を贈ろうとすると新千歳空港から羽田空港までのフライト時間は約4時間50分、陸送だと20時間程度かかります。

これらの配送条件で空陸一貫配送を活用すれば集荷から着地後の配送を含めても5〜6時間程度で完結する場合があります。福岡で朝獲れたばかりのお魚をその日のうちに東京の百貨店などに並べることができるのです。その他、緊急で遠方配送が必要になった場合、自然災害などで陸送の交通網が寸断された時にも、航空便活用が有効です。

販路の拡大に繋げることができる

特に鮮度が求められる商品の場合、配送時間の都合により販売エリアが制限されます。しかし、その配送時間が10時間かそれ以上短縮できるとなったら営業の方針も変わるのではないでしょうか。航空便を活用し流通チャネルが変わることにより販売チャネルまで広げることができるのです。

在庫の削減、スリム化に繋げることができる

すぐ遠方に荷物を送れるようになることで、倉庫などの保管現場での作業工程をスリム化できます。在庫量がコントロールしやすくなることで、倉庫レイアウトが最適化しやすくなり、過剰な在庫を抱えるリスクも減るなど、サービス品質の向上、生産性の向上に繋がります。

早く届くだけでなくコスト面でもメリットが出る場合も

航空便活用のメリットに対するデメリットととして、よく言われているのが配送料金が高くなるという点です。しかし、実は陸送のみと比較しても空陸一貫配送の方が配送料金が割安になるケースも多数あります。ここでは2パターンの事例を紹介します。

事例1. 福岡市→東京都内「朝獲れ商品を都心の百貨店へ配送したい」



配送料金を96,000円削減、配送時間を9時間短縮できた事例です。

事例2. 札幌市→東京都内「都内の在庫が欠品、補充のためすぐに配送したい」



配送料金を91,000円削減、配送時間を14時間短縮できた事例です。

航空便を使った法人間輸送(BtoB)サービス6種類を紹介

ハコブリッジ


ハコブリッジ

https://www.hako-bridge.jp/


ビジネス便に特化した配送マッチングサービスで25年を超える配送ノウハウを持っています。Webだけでなく、電話、FAXでも注文ができ、温度指定や、細かい指示も資料を添付することで伝えることができます。2020年12月にJALCARGOと連携し空陸一貫型配送マッチングサービス「ハコJET(ハコジェット)」提供開始。ハコブリッジに会員登録(無料)することでご利用できます。

陸路と空路の一括注文は、専用の管理画面から集荷先と納品先を入力することで可能です。航空便を使うメリットがある場合にお知らせが表示され、荷物情報の入力後に便情報の選択を行うことで、比較結果を確認できます。陸送のみの総料金、 総配送時間と比較でき便利です。

常温、チルド、冷凍の全温度帯に対応しています。冷凍だけではなく、チルド帯でも梱包ノウハウにより適切な温度で梱包できます。空路で必要なドライアイス梱包も対応しています。
 

注文画面イメージ


ハコブリッジでのご注文時、航空便を使う メリットがある場合は、お知らせします。



荷物情報・便情報などを入力すると概算比較結果が表示されます。陸送のみの総料金、 総配送時間と比較でき便利です。


 


料金例

※箱のサイズは80サイズです。







ヤマトグローバルエキスプレス「航空便」


ヤマトグローバルエキスプレス「航空便」

夕方までのお預かりで全国主要都市へ、翌朝9時・10時までに納品する法人向けサービスです。お届け時間の指定が可能で、航空機やトラックを組み合わせた最適な輸送方法を提案することが特長。取り扱いサイズ・重量・料金、お荷物のお預かり締め切り時間などは、地域・日時により異なります。

2021年4月1日をもって、ヤマトグローバルエキスプレス株式会社はヤマト運輸株式会社に統合しました。
https://www.yamato-ygx.co.jp/infomation.html
2021年4月からのヤマト運輸およびグループ7社の統合について
https://www.yamato-hd.co.jp/information/2020/yhd20200701.html
 

佐川急便「飛脚航空便」


佐川急便「飛脚航空便」

北海道から沖縄まで翌日お届けが可能なサービスです。翌日午前中お届け・翌日中お届け・翌々日午前中お届け(R-Ⅳ)の3種類を用意。取り扱いサイズは、3辺合計160cm以内・重量30kg以内のお荷物が対象です。

日本通運「国内航空輸送」



全国の主要都市へ指定時間帯(翌日午前・翌日午後)にお届け可能なサービスです。緊急性の高い保守パーツや定時性が求められる社内便業務などをサポート、精密機械、生鮮輸送、定温輸送に対応しています。

西濃運輸「カンガルー航空便」


西濃運輸「カンガルー航空便」

北海道から南は九州・沖縄の約500の拠点から集荷し、最寄空港から都合に合わせて最終便または翌日初便に搭載するサービスです。

PickGo


PickGo

荷主と全国のパートナーを直接繋ぐ配送マッチングプラットフォームです。

航空便を使った法人間輸送サービス比較表

紹介したサービスの比較表として受付時間、当日配送の有無、温度帯、サイズについてまとめました。サービス導入の検討にご利用ください。


サービス比較表(2021年4月時点)

サービス比較表(2021年4月時点)


まとめ

航空便活用のメリットがスピードだけでなく、販路の拡大、在庫のスリム化などビジネスを加速させる要素がたくさんあることを紹介しました。ぜひ今一度現在の流通チャネルを見直し、航空便を活用できるか、または活用することで実現できることを検討することをおすすめします。