進化する空陸一貫配送サービス『ハコJET(ハコジェット)』の立ち上げから今後の展望


ハコJET(ハコジェット)サービス開始から最初の受注は・・・

2020年12月1日、「ハコブリッジ」に航空便選択機能を搭載した空陸一貫型配送マッチングサービスに進化したワンストップサービス「ハコJET」をリリースしました。私たちは過去の傾向より昼過ぎの注文を予測していたのですが、19時過ぎに普段は陸送(トラック配送)のご注文を頂く荷主様から電話による問合せが入りました。

ご依頼の内容は「普段お願いしている他社で冷凍商材の空輸便(福岡行き)を頼もうとしたら受付締め切りとのことで断られてしまった。ルーフィさんはハコJETっていうサービスを始めたんだよね?」という急ぎのお困り案件。在庫数量を最適化して商品を製造しているのですが、どうしても全国の需給バランスは完全予測できずに、欠品が発生してしまったのです。欠品を恐れて大量製造すると在庫問題が恒常化するので、日々回転率を高めた運用を行っていればやはり欠品リスクは伴います。

電話を受けたオペレーターの返事は「もちろん出来ます!」。翌日の初便に搭載するにしても、他社は陸送手配の受付時間を締め切っているのですが、当社は24時間受け付けているので、電話を切った後、速やかに「翌朝初便の羽田空港までの車両手配」、「航空便予約」、「福岡空港からの車両手配」をその日の内に完了しました。

初受注のチームワーク(JAL様とルーフィ)

僅か1つの案件ですが、初めてのことですので当社チーム全員が大興奮のまま大慌て。まずは準備していたオペレーションフローに沿って車両手配と航空便手配の調整。初案件ということもあり、すぐさまJAL様へも共有・連携を行い、全ての段取りや調整を両社合同で遂行しました。

リリース前にも準備シミュレーションを沢山行っていましたが、しかしいざ本番、突然の初受注には全員右往左往したのが実情で、今振り返ると面白い光景です。何とか受注日の内に全てのセッティングを無事終了し、翌朝の初便ルートが完成しました。

いざ出発!そして納品まで

当社営業チームは初フライトのため、羽田空港へ立ち会いに。今回は正にハコJETの出番となる、「冷凍/冷蔵商品を超スピードで東京から遠隔地九州へ」という配送でした。

朝3:30、冷凍車のドライバーは陸送専用の当社ハコブリッジアプリの指示に従い出庫。商品の集荷後に空港近くでドライアイスを代理調達し、羽田空港まで配送します。羽田空港で待機している全メンバーが緊張と興奮が混在する心境でした。荷主様からは「信頼確保」の緊急冷凍配送依頼です。初めての受注であろうが、失敗は許されません。

全員がそう考える中、5:00羽田空港に商品が到着。そこにはJAL様メンバーも勢ぞろい。JAL様は、通勤の始発電車が動いていない時間帯にも関わらず、この初受注案件のために現場へ駆けつけて下さいました。そこからは全員が見守る中、ドライバーは発送手続きを行った後、当社の特注大型保冷BOXに商品の積替えとドライアイスの搭載を行い、定刻通り福岡便は出発しました。

全ての出発手続きを完了した瞬間、両社チーム全員が大興奮、あの空気は忘れられない瞬間でした。

その後、商品は羽田を出発後予定通りに福岡に到着、そこからは陸送で指定の納品先へ、荷主様ご指定時刻に無事納品が完了しました。

その後もお客様のピンチに即対応(ハレの日「クリスマス・お節」)

初受注からハコJETは好評いただいており、新規のお客様からもご注文をいただくことができました。例えば、輸入の加工食品を扱う会社様、クリスマスに店頭に商品を並べたいが、イタリアから成田空港に商品の到着がなんと24日!翌25日のクリスマスの朝から福岡と大阪の店頭に並べるのはどうしても間に合わず、ネットを探していたところ「ハコJET」を見てご連絡いただきました。我々も「何とか24日には納品しなければ!」とハコJETにてルートを調整、25日の開店時には店頭に商品を並べることができました。

また、あってはならないお節の誤送のリカバリー策としても活用されました。毎年、製造会社の従業員様がハンドキャリーしていたそうですが、ハコJETで製造工場からお客様宅まで超長距離を当日配送することにより、お客様の期待を裏切らないことだけではなく、従業員様も年末年始をゆっくり過ごされたとのことです。

このように、ハコJETは今まで「できなかった」ことを何とか実現するサービスにしていきたいと考えています。しかしまだまだ、多くの方に知っていただけるよう、我々も努力していかなければと思っています。

今後のハコJETは?

食材以外の需要対応

当社の歴史としては、要冷商材の配送を主に担ってまいりましたが、それ以外でも緊急ニーズが高まってきました。最近ではスポーツのキャンプ地からのPCR検体配送です。宿泊施設の関係者、選手やスタッフ様の定期的なPCR検体配送を行っています。地方でキャンプや試合を行うスポーツ団体の皆様としては、徹底的に「安全」を確保する必要があります。弊社では宮崎県の宿泊施設や球場へのPCR検体引取りから地方空港への配送、航空便連携、都内の指定検査機関までの一貫配送を7.5時間で完了することで、迅速な検査結果という安心した練習環境・試合環境をバックアップしております。

今後はコロナワクチンのスピード配送なども含め、医療分野に対しても積極的に取り組んでまいります。

定期便の対応、地域活性化の貢献

緊急便だけではなく、定期便のご要望も増えてまいりました。関東から地方の下り便だけではなく、当初目的としていた地方から一大消費地である首都圏への上り便のお問い合わせも含まれます。長距離配送は、一般的にはD2(デイ ツー・翌々日配送) ですが、ハコJETならば「保冷当日配送(D0・デイ ゼロ)」で抜群の鮮度を実現できますので、地方製造者様・生産者様の販路拡大の貢献してまいりたいと思います。

対象空港の拡大

リリース時は主要7空港でスタートしたハコJETですが、随時拡大しております。現時点では下記の通りですが、JAL様と共に国内の全空港に対応できるように社員一同邁進いたします!

【対象空港】2021/3/1現在

発着地空港

羽田空港・成田空港・伊丹空港・関西空港・新千歳空港・中部空港・福岡空港・那覇空港・青森空港・三沢空港・出雲空港・大分空港・熊本空港・鹿児島空港

着地専用空港

※出発空港としてご利用したい場合は当社にお問い合わせ下さい。
長崎空港・宮崎空港


ハコJET(ハコジェット)にかける我々の想い~空陸一貫型配送マッチングシステム~

2020年12月にリリースしたハコJET(ハコジェット)

2020年12月にリリースしたハコJET(ハコジェット)


2020年12月にリリースした空陸連携一貫型配送マッチングシステム「ハコJET(ハコジェット)」。日本航空株式会社(以下、JAL)様との共同プロジェクトでしたが、実質10カ月という非常に短い期間でリリースできました。コロナ禍の中、いかにしてこのサービスが生まれたのか、ハコJETリリースの裏側を紹介します。