食品配送(冷凍・冷蔵)における定期便・ルート便の活用で広がるビジネスチャンス

2021年5月14日


配送は大きく分けて定期配送(ルート配送)とスポット配送とで分けることができます。今回はその中でも食品配送(冷凍・冷蔵)における定期配送(ルート配送)にスポットを当て、活用することで解決できるビジネス課題を具体的に解説します。定期配送(ルート配送)ならではのメリットをしっかり把握して配送業務改善に役立てましょう。

スポット配送とは

スポット配送は、突発的に発生した急ぎの配送や、荷物量が急に増えた場合に、通常配送車両では積載オーバー(車両不足)となることで発生する変動対応型の配送のことです。

定期配送(ルート配送)とは

定期配送(ルート配送)は、あらかじめ配送の日時を決めた上で配送します。 基本的に指定した地点を決まった時刻に巡回し、集荷・配達を行います。内容は様々で荷主様の要望に合わせてオーダーメイドでプランを作成します。

食品物流について

定期配送(ルート配送)で代表的なのが食品配送です。食品物流は、温度管理、日付管理、時間管理、コスト管理の4つを特に厳格に求められます。毎日決まった時間までにスーパー、居酒屋やレストランなど飲食店に商品を届けます。冷凍食品や冷蔵食品、チルド食品など温度管理が必須になることが多く、荷物を適切な温度で運ぶ必要があります。

定期配送(ルート配送)は、スポット配送に比べて融通がきかない印象もありますが、車両サイズ・台数・温度帯・配送ルートを荷主様の要望に応じて柔軟に対応できるサービスもあります。

 

定期配送(ルート配送)のメリット・デメリット

メリット

定期配送(ルート配送)の一般的なメリットは次の3点です。

  • 配送をアウトソースすることで人件費の他、車両購入費、ガソリン代、駐車場料金、車検代などの維持費を節約できます
  • 配送管理、車両管理、労務管理や教育のコストも軽減できます。
  • 定期契約となるのでコストメリットが出ることが多いです

デメリット

一般的な定期配送(ルート配送)のデメリットは下記の3点です。

  • 時間の制約が厳しくなる場合があります
  • 物流波動の調整が効かない場合があります
  • 自社配送からアウトソースに切り替えた場合、配送のついでのお届け先で情報集収がしづらくなります

しかし、これらのデメリットも柔軟に対応できる運送会社や運送サービス提供者に相談すれば、発生しなくなります。定期便はオーダーメイドでプランを作成すると先に書きましたが、だからこそ運送会社や運送サービス選定が重要になります。複数の会社に相談して慎重に検討するとよいでしょう。

 

定期配送(ルート配送)で解決できるビジネス課題

ここからは、よりメリットを掘り下げて、定期配送(ルート配送)を活用することで解決できるビジネス課題を解説します。

業務のシフトチェンジによる販路の拡大

配送をアウトソースすることで、営業活動に集中ができます。そのため、本来業務に集中することで、販路の拡大に繋げられます。空陸一貫型配送マッチングサービス「ハコJET」などのサービスを利用し、空輸便も取り入れることで日本各地に当日届けることも可能になります。

労務環境改善

配送車両、人員の確保、土日祝日を含めたシフト調整から解放され、シフトの安定化を図ることができます。

物量の変動対応

繁忙期含め物量の波動にも、期間限定の定期配送車両を手配することで、生産量を制限せずに販売し売上増加に繋げることができます。

外部倉庫の保管から配送までの一括委託

外部保管倉庫の確保から配送までの一連の業務をアウトソースすることで、自社倉庫の大きさに関わらない、例えば大型製品の取り扱いや少量多品種化に対応できます。

 




 

ハコブリッジの定期便配送



ハコブリッジは、ビジネス便に特化した配送マッチングサービスです。Web、電話、FAXで簡単に注文ができ、温度指定や、細かい指示も資料を添付することで伝えることができます。2020年12月に航空便選択機能を搭載した「ハコJET」をリリース、空陸一貫型配送に対応しました。

物量・温度帯にあわせて車両をカスタマイズ



幅広い温度帯/豊富な車両サイズを準備し、ニーズに合わせた定期配送サービスを行います。常温・冷蔵・冷凍・温度指定まで細かく指定できます(温度ロガー有り)。

車両1台からの配送対応可能



「スタート時期で物量がまだ少ない」「物量変動の見通しが困難」。そんな時は、軽車両からスタ-トして物量の増加に応じた車両サイズや台数のご提案をします。

温度帯は、常温・冷蔵・冷凍・温度指定まで選択可能



アイスクリームから医薬品まで温度管理が難しい商品を幅広く、適正温度で配送。全車両に温度記録計を搭載し、「安心安全」をサポートします。

幅広い車格に対応



軽車両から一般大型車両(2t~大型)まで荷物に応じて選択できます。

定期配送でも時間指定に柔軟に対応



納品時間帯が、通常のコースでは難しい場合や、納品時間の制限(時間指定指示など)がある配送依頼にも柔軟に対応します。

取扱い商品・商材



生鮮食料品や冷凍食品など食品全般、機密機械や医療品、印刷物など非食品など多数の商品を取扱いしております。


生鮮食品 生鮮食品(冷蔵)から一般食品(常温)まで
冷凍食品 冷凍食品やアイスクリームなど
精密機器・塗料 精密機械や塗料など、取扱いに注意が必要な製品
医薬品 特に正確性・安全性が必要な「医薬品」
印刷物・資材 印刷物や資材などの常温商材

安心の配送品質



配送品質の確保としてエリアマネジャー制・教育システムを整えています。エリアマネジャー制を敷いて、複数店舗毎に当社従業員を配置し、定期巡回を行い、ドライバーの品質管理や運用の平準化を行っています。

また、ドライバーは、当社研修を受講した後の配属となります。研修では、座学(専門講師)、研修DVDの視聴、ロールプレイング等を行います。その他、同乗研修、交通安全講習会や個人情報研修も実施しています。トラブルやお問い合わせについては、成約後や運行後も含めて、24時間365日常駐のオペレーターがサポートしています。

 

まとめ

食品配送(冷凍・冷蔵)における定期便・ルート便の活用で広がるビジネスチャンス、いかがでしたでしょうか?一般的なメリットにとどまらない定期便・ルート便の活用方法が伝われば幸いです。既に定期配送を行っている企業様も定期配送の見直しを検討してみてはいかがでしょうか?ハコブリッジでは、無料の定期配送診断を行っておりますので、ぜひご利用ください。